これを摂る、これは控える PMSを緩和したい人の摂取ナビ

PMSを緩和したい人の摂取ナビ » PMSを緩和するために摂取したい栄養成分 » エクオール

エクオール

大豆 イソフラボン

エクオールは更年期障害の症状を改善してくれるとして注目されている成分です。ここでは、そんなエクオールがPMSの症状に効果が期待できるかということをまとめてみました。

エクオールとは女性ホルモンと似たような作用をもつ物質

大豆イソフラボンが、弱い女性ホルモンのような作用を示すという話は有名ですよね。エクオールは、その作用のカギとなる物質として今積極的に研究されている成分です。

通常エクオールは、プエラリアや大豆に含まれるイソフラボン、ダイゼインが腸内細菌によって代謝されたときに生成され、女性ホルモン様(よう)作用をもつ物質です。このエクオールは、女性ホルモン様活性が元のイソフラボン化合物(ダイゼイン)より高いということがわかっています。[注1]

このエクオールは誰でも作れるものではなく、日本人や中国人などであれば50%近くの人が生産でき、欧米人などであれば30%程度の人しか作り出すことができないといわれています。エクオールを作ることができない体質の人は、納豆やお豆腐、味噌などを食べてからダイゼインを摂取しても、エクオールの恩恵は受けられません。

自分がエクオールを生産できる体質かどうかは、尿検査でわかります。一部のクリニックでも調べることができますし、検査キットも販売されています。

体内でどんな働きをする成分なの?

エクオールを生産できない人は、生産できる人に比較して更年期障害の症状が強く出やすいことがわかってきました。そこで更年期障害の女性を対象に、エクオールの摂取と、ホルモン補充療法との比較で行われた臨床試験では、女性ホルモン投与は1ヵ月目から改善効果が現れたのに対し、エクオールは3ヵ月目で改善効果が見られたそうです。[注2]

時間はかかるものの、ホルモン補充療法同等の改善効果が認められたとされるエクオールは、食品として摂取でき、今のところ副作用の報告がないという点がメリットです。

その他、閉経後は骨密度が低下することは知られていますが、エクオールを作れる人は作れない人に比べてそのリスクが低く、動脈硬化の改善、生活習慣病リスクの低下などに関係していると考えられているようです。

副作用の報告はないとはいえ過剰摂取は避ける

エクオールの副作用は報告されていないとはいえ、サプリメントとして販売されている他の成分と同様、過剰摂取することで副作用が現れる可能性もあります。そしてサプリメントとして販売されているエクオールには大豆イソフラボンを含む製品もあるため、大豆イソフラボンのサプリと併用する場合は、安全な上限値を超えないように調整する必要があります。

どんなPMSの効果が期待できるの?

PMSの大本の原因は、生理のリズムに関連して女性ホルモンに大きな変動が見られること。エストロゲンは、排卵直前に急激に増えたあと減少し、また生理前にいったん増えたあとに減少するようになっています。

エクオールによってPMS症状の改善が見込めるのは、生理前後に変動するこのエストロゲンの働きを補えると期待できるからです。

こんなPMSの症状におすすめ

  • 急な体調変化に不安を抱いている。
  • 気分が移ろいやすい。
  • 生活リズムが崩れている。
  • 運動能力の低下。

エクオールの摂取量:設定や上限値はないものの1日10mgが効果的といわれる

エクオールには摂取目安量が設定されているわけではありませんし、現時点では逆に上限値も設定はされていません。ただ、サプリを販売している大塚製薬によれば、10mgが最も効果的で、エクオールを作れる体質の人が、毎日サプリメントを飲んで大豆製品を食べていても問題のない量だそうです。[注3]

また、先程紹介した臨床試験で用いられたエクオールの量も10 mgです。

エクオールを効率的に摂取するならサプリがおすすめ

エクオールを作れない人がエクオールの恩恵を受けるには、サプリメントなどで直接摂取するしかありません。また、作れる体質の人であっても、腸の状況によって作られる量は増減するため、効率的に摂取するためにはサプリメントの利用がおすすめです。

更年期障害では3ヵ月目でホルモン充填レベルでの改善効果が出たという臨床結果があるので、エクオールでPMSの改善を望むなら、やはり3ヵ月は様子をみたいところです。ですので、可能な限り長く服用できる安全なサプリメントを選びましょう。

体への負担や影響が少ないサプリについては、以下のページをご覧ください。

体への負担や影響が少なく、女性の体に嬉しいサプリ3選を見る

[注1]公益社団法人 日本食品科学工学会:大豆由来の新規成分 “エクオール” の最新知見[pdf]

[注2]AMC健康成分ラボ:第31回 日本女性医学学会学術集会にて、エクオール長期摂取による更年期症状などの改善効果について発表

[注3]大塚製薬 エクエル:エクオールとは?

PMSサプリの選び方